ロースとは、牛肉の背肉部位です。焼きに適した部位を意味する和製英語で、この名前が付きました。
肩とリブの2種類があり、肩はその名の通り肩の部分にあります。きめ細かい肉質と柔らかさがあり、脂肪が程良く霜降り状に分散しているので、牛肉らしい厚みのあるうまさを味わえます。料理に薄切りにして使うと旨みがさらに引き出せます。そのため、炒め物などにも適しており、扱いやすい部位です。しゃぶしゃぶやすき焼き、焼肉もおすすめです。
リブは、肩から続く胸最長筋を指します。脂肪が多く霜降りになりやすく見栄えも良いのが特徴です。きめ細かくて柔らかい肉質で、風味も良い優れた部位といえます。ステーキやしゃぶしゃぶ、すき焼きにも向いています。
肩もリブも、どちらも肉質が非常に良いので、さまざまな料理に適しています。そのため、幅広い分野で使われている代表的な部位です。
牛肉は、栄養価が高いことでも有名です。たんぱく質や鉄分などのミネラル、またビタミンBも豊富です。ただ、脂質も多いので、脂質をなるべく抑えることができる焼き方や食べ方がおすすめです。炒めるだけよりも、網焼きや煮込みにした方が余分な脂が落ちますので、そういった調理方法が良いでしょう。
さまざまな料理に活用でき、おいしく食べられる部位なので、色々な食べ方で楽しみましょう。