九州の醤油はポルトガルから入ってきた砂糖やサトウキビの産地の影響で甘く作られていて慣れない人は嫌煙しがちですが、実は九州の地元の食材や料理にはぴったりの味なので是非使ってほしいものです。

まず脂の乗ったお刺身(特に九州というと鯖)には一般的な醤油より九州の甘味のあるタイプが脂をまろやかにしつつ脂の甘さも引き出すのでとても美味しく感じます。そして、九州というと熊本の馬刺しが有名ですが、こちらも甘味のある九州の刺身醤油がピッタリで馬肉の味にも負けず、より一層馬肉の甘味を引き出してくれますし、一緒に付け合わせとして出てくる生タマネギや醤油に溶いて使うニンニクとも相性が良くて他のものは使えません。

ほかにも鹿児島のさつま揚げを食べる時にもお勧めですし、大分の郷土料理りゅうきゅうを作る際も甘味のある方が相性が良く、そしてなんといっても九州の焼酎(米、麦、芋)とも合いますので是非九州の焼酎と九州の食材と九州の醤油の三位一体感を楽しんでもらいたいものです。

また、九州出身の方は卵かけご飯、魚の煮つけ、豚の生姜焼き、がめ煮など普通に調理に使いますし、特に煮物はみりんやお砂糖の量も減らせることが出来るので面倒な調味をしなくて済み便利です。